2005年2月3日

がつけば、今年もすでに謝肉祭の時期になりました。ドイツ南部ではファッシングと呼ばれますが、カルネバルで町全体が無礼講状態になるケルンほどの華やかさはありません。それでも、ミュンヘンの多くの会社は、正式な祝日でもないのに、来週の火曜日を休みにします。ドイツ人はほんとうに休んでばかりです。これで、よく経済が回っているものだと思うほどです。もっとも、彼らの猛烈ぶりが、今から70年前のように変な方向に向かってしまうよりは、休んで旅行をしたり、家を直したりしているほうが、世界のためには良いと思いますが。この人たちはしっかり休んでいても、国民一人あたりのGDPが日本の70%です。

今日はAltweiberfastnachtという日で、女性が男のネクタイをはさみで切ることが許されている日です。そのことを私は「びっくり先進国」の中で書いていたのに、うっかり忘れてネクタイをして会社へ行ってしまいました。なんと浅はかな筆者・・・・・。しかし、幸い私のネクタイを狙う女性はいませんでした。

ついにドイツの失業者数は、500万人を超えて、戦後最高の数字を記録しました。失業保険制度が厳しくなったために、生活保護を受けていた人が、失業者として登録したことが、原因だそうですが、それにしても凄い数です。